体質 肝臓の元気!肝陽とその働き
- 肝陽とは東洋医学では、人間の生命活動は「気」と呼ばれるエネルギーによって維持されていると考えられています。この「気」は体内を絶えず循環し、様々な働きを担っています。「気」はその性質によって、「陽」と「陰」に分けられます。「陽」は太陽のように熱く活動的なエネルギーを、「陰」は月のように冷たく静的なエネルギーを表します。この陰陽のバランスが保たれていることが、健康な状態であると考えられています。「肝陽」とは、肝に宿る陽の気のことを指し、肝陰と対になる概念です。肝は東洋医学において、疏泄(そせつ)という重要な機能を担っています。疏泄とは、気の巡りをスムーズにし、精神活動や血の循環、消化吸収などを円滑に行う働きを指します。肝陽は、この疏泄作用を活発化させる役割を担っています。肝陽が十分に機能することで、情緒が安定し、消化吸収が促進され、血流もスムーズになります。しかし、ストレスや睡眠不足、過労などが続くと、肝陽が過剰になることがあります。肝陽が過剰になると、イライラしやすくなったり、顔が赤くなったり、のぼせやすくなったり、眠りが浅くなったりといった症状が現れます。健康を維持するためには、肝陽と肝陰のバランスを保つことが重要です。規則正しい生活習慣を心がけ、ストレスを溜め込まないよう、適度な運動やリラックスを取り入れるようにしましょう。
