内臓 肝鬱脾虚:心身に不調をもたらす滞り
- 肝鬱脾虚とは-# 肝鬱脾虚とは「肝鬱脾虚(かんうつひきょ)」は、東洋医学において心身のバランスが崩れた状態を表す言葉で、様々な不調の原因として考えられています。この言葉は、文字通り「肝」と「脾」という二つの臓腑の働きが弱まっていることを示しています。東洋医学では、「肝」は感情の調節や血の流れをスムーズにする役割を担い、「脾」は消化吸収や栄養を全身に運ぶ役割を担うと考えられています。現代社会では、ストレスや不規則な生活、過労などが原因で、感情が不安定になりやすく、「肝」の働きが弱まりやすいと言われています。この状態を「肝鬱」と言います。「肝鬱」の状態が続くと、「脾」の働きにも影響が及び、「脾」も弱ってしまいます。これが「肝鬱脾虚」と呼ばれる状態です。「肝鬱脾虚」になると、以下のような症状が現れることがあります。* イライラしやすくなる、憂鬱な気分になるなど、精神的に不安定になる。* 食欲不振、胃もたれ、お腹の張り、便秘や下痢などの消化器系の不調が現れる。* 全身がだるい、疲れやすい、やる気が出ないなどの倦怠感がある。* 頭痛、肩こり、めまいなどが起こる。* 顔色が悪くなる、生理不順、不眠などの症状が出ることもある。これらの症状は、現代社会において多くの人が抱える悩みと重なる部分が多いと言えるでしょう。肝鬱脾虚は、決して特別な人のみが陥るものではなく、現代社会を生きる私たちにとって身近な問題なのです。
