内臓 東洋医学における胃津の役割
- 胃津とは-# 胃津とは東洋医学において、胃津とは、食べ物を消化する上で欠かせない、胃の中で分泌される液体のことを指します。西洋医学でいう胃液に相当しますが、単なる消化液としての役割を超えた、より広義な意味を持っています。しばしば「胃陰」とも呼ばれ、両者はほぼ同じ意味合いで使われます。胃津は、東洋医学の根幹をなす考え方である「気」と密接に関係しています。 「気」とは、生命活動のエネルギー源となる目に見えない精妙な物質であり、私たちが健康的に生きていく上で欠かせないものです。そして、胃津は、この「気」を生み出す源であると考えられています。食べ物を口にした時、私たちは単に物質としてそれを摂取しているのではなく、そこに含まれる「気」も一緒に体内に取り込んでいると考えます。そして、胃津は、その「気」を抽出する役割を担っています。胃津が十分にあり、胃の働きが活発であれば、食べ物から効率的に「気」を生成し、全身に巡らせることができます。その結果、私たちは健康的な状態を保ち、活動的に過ごすことができるのです。逆に、胃津が不足すると、消化吸収機能が低下するだけでなく、「気」の生成も滞ってしまいます。その結果、体力や気力の低下、食欲不振、胃もたれなどの不調が現れると考えられています。
