漢方の診察 東洋医学が考える穀疸:消化不良と眩暈の関係
- 穀疸とは-# 穀疸とは穀疸とは、東洋医学において、偏った食生活や食べ過ぎなどによって消化器官、特に脾胃の働きが衰え、体内に余分な水分や老廃物が溜まることで発症すると考えられている黄疸の一種です。この水分や老廃物は、東洋医学では「湿濁(しつだく)」と呼ばれ、体の様々な不調の原因となると考えられています。穀疸は、その名の通り、穀物、つまり米や麦などの炭水化物の過剰摂取が原因となることが多いとされています。現代社会では、味の濃い食事や甘いものの食べ過ぎ、不規則な食生活などにより、脾胃に負担がかかり、穀疸を引き起こしやすい状況と言えるでしょう。特徴的な症状としては、顔色が黄色っぽくなる、体が重だるい、食欲不振、吐き気、下痢などが挙げられます。また、食後に眠気やふらつきを感じたり、胃のあたりが張るような痛みを感じたりすることもあります。西洋医学の診断名とは必ずしも一致しませんが、慢性胃炎や機能性ディスペプシア、脂質異常症などと関連付けられることがあります。穀疸の治療には、まず食生活の改善が重要です。特に、甘いものや脂っこいもの、生ものや冷たいものを控え、消化の良い温かいものを食べるように心がけましょう。また、適度な運動も、脾胃の働きを助けるために効果的です。漢方薬を用いる場合は、個々の体質や症状に合わせて、湿濁を取り除き、脾胃の働きを整える漢方薬が処方されます。穀疸は、生活習慣の乱れが大きく影響する病気です。日頃からバランスの取れた食生活と適度な運動を心がけ、脾胃の健康を保つことが大切です。
