その他 東洋医学から見る腋癰
脇の下にあたる部分は、医学用語で腋窩と呼ばれ、人体にとって重要な役割を担っています。東洋医学では、この腋窩に熱を帯びた腫れや痛みが現れる症状をまとめて「腋癰」と呼びます。これは、現代医学でいうところの腋窩リンパ節炎や化膿性汗腺炎などと共通する部分があるとされています。腋窩は、リンパ節が集中している部位であるため、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入すると、免疫反応によってリンパ節が腫れ、痛みを生じることがあります。また、脇の下は汗腺が多く、高温多湿になりやすいことから、細菌が繁殖しやすく、汗腺に炎症が起こることもあります。東洋医学では、これらの症状は、体内の熱や湿邪が原因で起こると考えられています。熱や湿邪は、過労やストレス、食生活の乱れなどによって体内に蓄積され、気の流れを阻害することで、様々な不調を引き起こすとされています。腋癰の場合、これらの邪気が腋窩に滞留することで、腫れや痛み、熱感を引き起こすと考えられています。東洋医学では、症状や体質に合わせて、漢方薬の処方や鍼灸治療などを用いて、体内の熱や湿邪を取り除き、気の流れを整えることで、腋癰の症状を改善していきます。
