内臓 東洋医学における『腑気』の働きとは
- 『腑気』とその役割東洋医学では、生命エネルギーである『気』が全身をくまなく巡り、体の様々な機能を支えていると考えられています。この『気』は、その働きや存在する場所によって様々な呼び方をされます。例えば、全身を巡りながら臓腑を温めたり、栄養を運んだりする働きを『元気』と呼びます。また、体外から侵入してくる邪気を防ぐ役割を担う『気』は『衛気』と呼ばれます。その中でも、『腑気』は、主に飲食物の消化吸収を担う『腑』という器官の働きと深く関わっています。『腑』とは、胃や腸などの消化管を始め、膀胱や胆嚢など、主に飲食物を運搬したり、不要なものを排泄したりする器官を指します。西洋医学でいう解剖学的な臓器とは少し概念が異なりますが、体の中に入ったものを消化吸収し、不要なものを体外へ排出するという一連の流れを担う重要な働きを担っています。『腑気』は、この『腑』の働きを活発にするために欠かせないものです。『腑気』が充実していれば、食べ物の消化吸収が順調に行われ、栄養が体に行き渡り、元気で健康な状態を保つことができます。逆に、『腑気』が不足すると、食欲不振や消化不良、便秘や下痢などの症状が現れやすくなります。日々の生活の中で、食事の内容や量、食べ方に気を配ることは、『腑気』のバランスを整え、健康を維持するためにとても大切です。
