身熱

漢方の診察

東洋医学における『身熱』の考え方

- 身熱とは-# 身熱とは東洋医学では、健康な状態を保つためには、体の中に「気」・「血」・「水」と呼ばれる要素が滞りなく巡っていることが重要だと考えられています。これらのバランスが崩れると、様々な不調が現れると考えられており、その一つに「身熱」があります。身熱とは、単に体温計の数字が上がる発熱とは異なり、自覚的に熱っぽさや火照りを感じる状態を指します。西洋医学では発熱と診断される場合でも、東洋医学では、身体の表面が熱く感じる場合や、特定の部位だけが熱を持つ場合など、様々なパターンが見られます。東洋医学では、身熱が生じる原因を、体内のエネルギーである「気」の乱れと関連付けて考えます。例えば、過労やストレス、不眠、感情の起伏などによって「気」が上昇してしまうと、身体の上部に熱がこもってしまい、顔面紅潮やのぼせ、目の充血などを引き起こすことがあります。また、「気」の不足によって身体の防御機能が低下すると、風邪や感染症にかかりやすくなり、発熱を伴うこともあります。さらに、食生活の乱れや過剰な飲酒によって、身体の中に余分な熱(湿熱)が溜まることでも、身体が重だるくなったり、皮膚に炎症を起こしたりすることがあります。東洋医学では、これらの原因を突き止め、「気」・「血」・「水」のバランスを整えることで、身熱を改善していきます。