漢方薬 膏剤:漢方の知恵が凝縮された外用薬
- 膏剤とは?膏剤とは、古くから伝わる漢方薬の剤形で、皮膚に直接塗って用いる外用薬です。漢方薬では、煎じて飲む内服薬だけでなく、身体の外側から効果を期待できる外用薬も広く使われてきました。その中でも膏剤は、有効成分を含んだ薬草を長時間かけて煮詰め、エキスを抽出して作られます。このエキスをさらに煮詰めていき、一定の濃度になるまで凝縮させます。そして、肌への刺激を和らげ、塗りやすくするために、蜜蝋や豚脂などの動物性油脂やゴマ油などの植物油を加えて練り合わせます。このようにして作られる膏剤は、軟膏やクリーム、絆創膏など、様々な形状のものがあり、症状や患部に合わせて使い分けられます。膏剤は、皮膚から有効成分が浸透し、患部に直接作用することで効果を発揮すると考えられています。また、患部を保護したり、炎症を抑えたりする効果も期待できます。そのため、湿疹や皮膚炎、神経痛、筋肉痛、関節痛など、幅広い症状に用いられています。
