漢方薬 夏の風邪に効く漢方薬:辛涼解表薬
- 辛涼解表薬とは-# 辛涼解表薬とは漢方医学では、風邪の原因は、目には見えない悪い気、つまり邪気が体の中に入ってくることだと考えられています。この邪気は、自然界に存在する寒さや暑さ、乾燥、湿気などの影響を受けて、寒邪、熱邪、燥邪、湿邪、風邪(ふうじゃ)の五種類に分けられます。この中で、熱の性質を持つ熱邪が原因となって起こる風邪を「風熱(ふうねつ)」と呼びます。風熱になると、悪寒や発熱、頭痛といった症状が現れますが、特に熱が強く、のどが腫れて痛みが出たり、痰が黄色く粘ったりするのが特徴です。辛涼解表薬は、このような風熱の症状を改善するために用いられる漢方薬の一種です。辛涼解表薬は、その名の通り、辛い性質と涼しい性質の両方を持ち合わせています。辛い性質には、体の表面に停滞した熱を発散させる作用があり、涼しい性質には、体内の熱を冷ます作用があります。そのため、辛涼解表薬は、風熱による発熱、頭痛、のどの痛み、咳、痰などの症状を効果的に改善することができます。
