逆經

女性の悩み

東洋医学における逆経:その原因と治療法

- 逆経とは何か逆経とは、東洋医学の考え方に基づいた症状の一つで、本来であれば月経時に子宮から膣を通して体外へ排出されるべき経血が、何らかの原因で正常な経路を辿らず、体の上部、すなわち口や鼻から出血してしまうことを指します。具体的には、鼻血、血が混じった痰が出る、吐血といった症状が現れます。西洋医学では、これらの症状を月経と結びつけて考えることは一般的ではありません。しかし、東洋医学では、月経は女性の健康状態を如実に表す重要な指標とされており、逆経は体のバランスが崩れているサインとして捉えられます。東洋医学では、気・血・水という概念に基づき、人の体は目には見えない「気」と「血」、そして血液以外の体液である「水」の3つの要素が互いに影響し合いながら成り立っているとされています。この3つのバランスが保たれている状態が健康な状態で、逆経は「気」の乱れによって引き起こされると考えられています。「気」は全身を巡りながら、精神活動や内臓の働き、血液循環など、生命活動のあらゆる場面を支えています。「気」の働きが滞り、スムーズに流れなくなると、体に様々な不調が現れます。逆経の場合、「気」の逆流、すなわち「気逆」が生じている状態と考えられ、本来下へ向かうべき経血が、この「気逆」の影響を受けて上半身から出てきてしまうのです。逆経は、決して軽視すべき症状ではありません。症状が重い場合はもちろんのこと、軽度であっても繰り返す場合には、根本的な体質改善が必要です。専門家の診察を受け、適切な治療を受けるようにしましょう。