その他 耳の中のできもの:耳挺とは?
- 耳挺の概要耳挺とは、耳の穴の入り口付近、医学的には外耳道と呼ばれる部分にできる、ぶどうの房のような形をしたできものです。表面は赤みがかっていることが多く、湿っているのも特徴です。大きさは数ミリと小さなものから、数センチと大きくなるものまで様々です。場合によっては、耳の穴を塞いでしまうこともあります。耳垢は自然に排出されますが、耳挺は自然に排出されることはほとんどありません。耳挺は、外耳道の皮膚の下に膿が溜まって腫れることで発生します。多くは、細菌感染が原因で起こります。耳掃除などで外耳道を傷つけたり、耳に水が入ったまま放置したりすることで、細菌が繁殖しやすくなり、耳挺を引き起こすと考えられています。耳挺ができると、耳の痛み、耳だれ、耳閉感、耳鳴りなどの症状が現れます。症状が悪化すると、発熱や顔面神経麻痺などの重い症状が現れることもあります。耳挺は、自然に治ることはほとんどありません。そのため、症状に気づいたら早めに耳鼻咽喉科を受診する必要があります。治療では、まず耳鼻咽喉科医が専用の器具を使って耳垢や膿を取り除きます。その後、抗生物質の点耳薬や内服薬を処方します。症状が重い場合は、切開して膿を出すこともあります。耳挺を予防するには、日頃から耳掃除をやりすぎないこと、耳に水が入ったらすぐに拭き取ることなどが大切です。また、プールや海水浴の後なども、耳の中を清潔に保つようにしましょう。
