体質 東洋医学における肝陰:その役割と重要性
- 肝陰とは-# 肝陰とは東洋医学では、健康を保つためには、自然界のあらゆる物事に存在するとされる相反する二つの要素、「陰」と「陽」のバランスが取れていることが重要であると考えられています。この考え方を陰陽論といいます。 この陰陽論を当てはめると、体の各臓腑にもそれぞれ陰陽の側面があるとされています。 肝陰とは、五臓六腑の一つである「肝」のもつ働きを陰陽論で捉えた場合の「陰」にあたる側面を指します。肝は西洋医学でいう肝臓と同じ臓器を指すだけでなく、精神活動や自律神経の調節など、幅広い機能を担うと考えられています。その機能の一つに「疏泄(そせつ)」があります。疏泄とは、気の巡りや血の流れをスムーズにする、精神活動を安定させるなど、体全体の機能を滞りなく調整する働きのことです。肝陰は、この疏泄作用を正常に保つために必要な潤いを与える役割を担っています。 肝陰が不足すると、疏泄作用がうまく働かなくなり、イライラしやすくなったり、不眠、めまい、眼の乾燥、生理不順といった様々な不調が現れると考えられています。肝陰を補うためには、十分な休息と睡眠、栄養バランスの取れた食事、ストレスを溜めない生活を心がけることが大切です。
