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漢方の診察

消化不良?それ、太陰病かも!

- 東洋医学における太陰病とは?東洋医学では、病気を捉える際に、体の状態を六つの段階に分けて考える「六病位」という考え方があります。その中の一つである「太陰病」は、主に消化器系の機能低下を示す言葉です。東洋医学で重要な概念である「気・血・水」のうち、太陰病では特に「水」の巡りが滞っている状態と考えられています。これは、体内の水分代謝を司る「脾」という臓腑の働きが弱まっているためです。脾は、食べ物から栄養を吸収し、体中に運ぶ役割を担っています。しかし、脾の働きが弱まると、栄養がうまく吸収されず、体内に余分な水分(湿)が溜まってしまうのです。この湿が体に様々な不調を引き起こします。代表的な症状としては、食欲不振、消化不良、軟便、下痢、むくみ、倦怠感、冷えなどが挙げられます。また、太陰病は、精神的なストレスや不眠、不安感とも関連があるとされています。現代医学の病気とは一対一に対応しませんが、太陰病は、慢性胃炎や機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などに通じる部分があるとされています。西洋医学的な検査では異常が見つからない場合でも、東洋医学的な観点から太陰病と診断されるケースもあります。