東洋医学で見ると?青紫色の舌が示す体の状態

東洋医学を知りたい
先生、『青紫舌』って東洋医学で何ですか?

東洋医学研究家
いい質問だね。『青紫舌』は、舌の色が紫色っぽくなっている状態を指す言葉だよ。西洋医学でいうチアノーゼの状態だね。

東洋医学を知りたい
チアノーゼみたいに、血の巡りが悪くなっているってことですか?

東洋医学研究家
その通り!東洋医学では、血の巡りが悪い『瘀血(おけつ)』の状態や、体に熱がこもっている『熱毒』の状態を示していると考えられているんだ。舌の色で体の状態がわかるなんて面白いだろう?
靑紫舌とは。
東洋医学で『靑紫舌』というのは、舌の色が青紫色になっている状態を指します。これは、血の流れが滞っているか、血液中に熱毒があるとされています。
青紫色に見える舌「靑紫舌」とは?

– 青紫色に見える舌「靑紫舌」とは?
健康な人の舌は、薄い赤みをおびた、淡いピンク色をしています。しかし、鏡を見て自分の舌を観察した時に、青紫色に変色していたら要注意です。これは東洋医学では「靑紫舌」と呼ばれる状態で、体が発している重要なサインです。
靑紫舌は、体内の血液循環が滞っていることを示唆しています。体内をスムーズに巡るべき血液の流れが悪くなると、舌に十分な酸素が行き渡らなくなり、その結果、青紫色に変色してしまうのです。さらに、漢方の考え方では、体に余分な熱がこもっている状態も、靑紫舌の原因の一つと考えられています。この熱は、炎症やストレスなどによって発生し、体内の水分バランスを崩し、血液の流れを滞らせる原因となります。
もしも自分の舌が青紫色になっていることに気づいたら、まずは生活習慣を見直してみましょう。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけ、ストレスを溜め込まないことが大切です。また、体を冷やし過ぎないよう、服装で調整したり、温かい飲み物を積極的に摂ったりするのも良いでしょう。
ただし、舌の色だけでなく、舌の表面にひび割れがあったり、舌苔が厚く堆積していたりする場合は、他の病気の可能性も考えられます。自己判断せずに、早めに医療機関を受診し、医師に相談することをおすすめします。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 状態 | 舌が青紫色に変色(靑紫舌) |
| 原因 | – 体内の血液循環の滞り – 体に余分な熱がこもっている状態 |
| 具体的な原因 | – 睡眠不足 – 食生活の乱れ – 運動不足 – ストレス – 冷え – 炎症 |
| 対処法 | – 十分な睡眠 – バランスの取れた食事 – 適度な運動 – ストレスを溜め込まない – 体を冷やし過ぎない – 必要であれば医療機関を受診 |
血の流れが滞る「瘀血」

– 血の流れが滞る「瘀血」
-# 血の流れが滞る「瘀血」
東洋医学では、体の不調の原因の一つとして「瘀血(おけつ)」という概念を用います。これは、文字通り血液の流れが滞っている状態を指します。
瘀血は、打撲などの怪我や冷え、長時間の同一姿勢、精神的なストレス、食生活の乱れなど、様々な要因によって引き起こされます。本来、血液は体全体をくまなく巡り、酸素や栄養を運び、老廃物を回収する役割を担っています。しかし、瘀血が生じるとこの血液の循環が悪くなり、体内の組織に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。さらに、老廃物も滞ってしまうため、体に様々な不調が現れると考えられています。
瘀血の代表的な症状としては、肩こりや腰痛、冷え性、生理痛、月経不順、便秘、肌のくすみ、頭痛、めまい、しびれなどがあります。また、舌診において舌の色が青紫色になる「青紫舌」も、瘀血が原因で起こると考えられています。これは、血液循環が悪くなることで舌に十分な酸素が供給されなくなるために起こります。
瘀血は、放置すると動脈硬化などの重大な病気を引き起こすリスクも孕んでいます。自身の体の状態をよく観察し、瘀血のサインを見逃さないようにすることが大切です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 定義 | 東洋医学の概念。血液の流れが滞っている状態 |
| 原因 | 打撲などの怪我、冷え、長時間の同一姿勢、精神的なストレス、食生活の乱れなど |
| 影響 | 血液循環が悪くなり、酸素・栄養供給不足や老廃物が滞る |
| 症状 | 肩こり、腰痛、冷え性、生理痛、月経不順、便秘、肌のくすみ、頭痛、めまい、しびれなど 舌診では舌の色が青紫色になる「青紫舌」 |
| リスク | 放置すると動脈硬化などの重大な病気を引き起こす可能性 |
熱がこもる「営血中の熱毒」

– 熱がこもる「営血中の熱毒」
健康な状態の舌は、薄いピンク色をしていて、潤いがあります。しかし、舌の色が青紫色に変色することがあります。これは、東洋医学では「営血中の熱毒」が原因の一つと考えられています。
東洋医学では、私たちの体は「気」「血」「水」の3つの要素で成り立っており、これらがバランスを保つことで健康が維持されていると考えられています。そして、体内のエネルギーである「気」の乱れなどによって体に熱がこもると、その熱が毒性に変化し、血液に悪影響を及ぼすと考えられています。この状態を「熱毒」と呼びます。
「営」とは、体中に栄養を運ぶ新鮮な血液のことを指します。「営血中の熱毒」は、この栄養豊富な血液に熱毒が入り込んだ状態を指します。熱毒によって血液の循環が悪くなると、舌に栄養が行き渡らず、舌が青紫色に変色すると考えられます。
熱毒は、 青紫色の舌以外にも、のぼせや肌の赤み、炎症、便秘、イライラなどの症状を引き起こす可能性があります。これらの症状が出ている場合は、熱毒が溜まっているサインかもしれません。生活習慣を見直し、食生活の改善や適度な運動、十分な睡眠などを心がけ、熱毒を排出するようにしましょう。
| 状態 | 原因 | 症状 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 営血中の熱毒 | 気・血・水のバランスの乱れ 体内エネルギー「気」の乱れによる熱の発生 熱が毒性に変化し、血液に悪影響 |
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日常生活で気を付けるべきこと

– 日常生活で気を付けるべきこと
東洋医学では、舌の状態は健康のバロメーターと考えられています。舌の色や形、苔の状態を観察することで、体の状態を把握することができます。例えば、舌の色が青紫色になっている場合は、体が冷えていることを示唆しています。
体が冷えると、血液の循環が悪くなり、様々な不調が現れやすくなります。冷えは万病の元とも言われるように、健康を維持するためには、体の冷えを改善し、血行を促進することが大切です。
体を温めるためには、毎日の食事に気を配ることが重要です。例えば、生姜やネギ、ニラなどの香味野菜は、体を温める効果が高いとされています。これらの食材を積極的に食事に取り入れるように心がけましょう。
反対に、体を冷やす食べ物は摂り過ぎないように注意が必要です。夏野菜や南国で採れる果物、白砂糖を多く使ったお菓子などは、体を冷やす作用が強いとされています。
また、冷たい飲み物も体を冷やす原因となります。特に、常温の水や温かいお茶を飲むように心がけましょう。
十分な睡眠をとり、ストレスを溜めないようにすることも、血行促進には大切です。質の高い睡眠は、体の回復力を高め、血行を促進する効果も期待できます。また、ストレスは自律神経のバランスを乱し、血行不良を引き起こす原因となります。適度な運動やリラックスできる時間を取り入れるなど、ストレスを溜め込まないように工夫しましょう。
毎日の生活の中で、体の冷えに気を配り、血行を促進することで、健康的な状態を保つことができるでしょう。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 体の冷え |
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| 体を温める食事 |
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| 体を冷やす食べ物 |
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| 飲み物 |
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| その他 |
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専門家の診察も検討を

– 専門家の診察も検討を
毎日の生活の中で、自分の舌をじっくりと見る機会は少ないかもしれません。しかし、舌は健康のバロメーターとも言われ、その色や形、表面の状態は、体の状態を如実に表しています。健康な状態の舌は、淡いピンク色で適度に潤いがあり、滑らかです。しかし、体調を崩したり、体に不調があると、舌の色が変わったり、表面に苔が生えたりすることがあります。
例えば、舌が赤みを帯びている場合は、体の中に熱がこもっているサインかもしれません。また、舌が白っぽい場合は、体が冷えているか、体力が低下している可能性があります。さらに、舌の表面に黄色や黒っぽい苔が生えている場合は、消化機能の低下や、炎症のサインである可能性も考えられます。
このように、舌の状態は様々な体の不調を知らせるサインとなります。日頃から自分の舌の状態をチェックし、いつもと違うと感じたら、自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。西洋医学だけでなく、東洋医学に基づいた治療を行っている医療機関もあります。東洋医学では、舌の状態は重要な診察項目の一つとされており、専門家の診察を受けることで、体の不調の原因をより詳しく知ることができます。気になる症状がある方は、一度、東洋医学の専門家に相談してみるのも良いかもしれません。
| 舌の状態 | 考えられる体の状態 |
|---|---|
| 赤みを帯びている | 体の中に熱がこもっている |
| 白っぽい | 体が冷えている、体力が低下している |
| 黄色や黒っぽい苔 | 消化機能の低下、炎症 |
