漢方の診察 気虚が招く体の不調:気陥証
- 気とは何か東洋医学では、生命エネルギーそのものを「気」と捉えています。この気は、体中に張り巡らされた道のようなもの、「経路(けいろ)」を通って全身をくまなく巡り、体を温めたり、心臓や胃腸などの臓腑が正常に働くよう促したり、病気から体を守るといった、健康を維持するために欠かせない役割を担っています。では、この重要な「気」はどのように作られるのでしょうか?私たちは日々、食事を通して栄養を体に取り込んでいますね。気は、この食べ物から得られる栄養から作られます。しかし、気を十分に作り出すことができても、過労やストレス、睡眠不足、偏った食事といった生活習慣を送っていると、気はうまく体に巡らなくなってしまいます。また、これらの要因は、気の生成量そのものを減らしてしまう原因にもなります。つまり、健康な毎日を送るためには、気を十分に生成し、そして体内で滞りなく巡らせることが非常に重要と言えるのです。
