呼吸器疾患

内臓

肺脹:息苦しさの原因となる肺の病気

- 肺脹とは-# 肺脹とは肺脹とは、肺に空気が過剰に溜まってしまう病気です。 私たちは、呼吸をすることで、肺の中に空気を取り込み、体の中に酸素を送り込み、そして不要になった二酸化炭素を体外に排出しています。この大切な呼吸活動の中心となるのが肺であり、肺の中には、肺胞と呼ばれる小さな空気の袋が無数に存在しています。この肺胞は、まるで風船のように、呼吸をするたびに膨らんだり縮んだりすることで、効率よく酸素と二酸化炭素を交換しています。 しかし、肺脹になると、この肺胞が傷つけられたり、その壁が薄くなったりすることで、弾力を失ってしまいます。 その結果、肺胞は十分に膨らんだり縮んだりすることができなくなり、肺の中に空気が過剰に溜まってしまうのです。 この状態が続くと、呼吸が苦しくなったり、動悸がしたり、疲れやすくなったりと、様々な症状が現れるようになります。
漢方の診察

東洋医学が診る喘息~寒哮とは?~

- 寒哮と西洋医学における喘息寒哮は、東洋医学における病名の一つで、呼吸時にゼーゼーという音が鳴り、咳や痰を伴うなどの症状が現れます。これは、西洋医学でいう「喘息」と共通する点が多く見られます。しかし、その捉え方や治療法には違いがあります。西洋医学では、喘息は気管支に炎症が生じることで、空気の通り道が狭くなることが原因だと考えられています。アレルゲンやウイルス、タバコの煙などが炎症を引き起こす要因とされ、治療には気管支拡張剤やステロイド剤などが用いられます。一方、東洋医学では、寒哮は体内の「気」の乱れや「冷え」が原因だと考えられています。特に、「寒邪」と呼ばれる冷気が体内に侵入することで、呼吸器の機能が低下し、発症すると捉えられています。そのため、東洋医学では、鍼灸によって体のツボを刺激し、気の巡りを整えたり、漢方薬を用いて身体を温めたりすることで、根本的な体質改善を目指します。このように、寒哮と喘息は共通する症状を持ちながらも、その原因や治療法には大きな違いがあります。どちらが良い悪いということではなく、それぞれの医学の考え方を理解した上で、自分に合った治療法を選択することが大切です。
慢性疾患

東洋医学から見る哮喘:呼吸の調和を取り戻す

- 哮喘とは哮喘は、呼吸をする際に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった笛のような音が鳴り、息が苦しくなる発作的な病です。激しい咳や胸を締め付けられるような感覚を伴うこともあり、呼吸をすることさえ困難な状態に陥ります。西洋医学では、気管支喘息と呼ばれ、主にアレルギー反応などによって気道が狭くなることで発症するとされています。一方、東洋医学では、哮喘は肺だけでなく、心や体全体の様々な要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。特に、七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)と呼ばれる感情の乱れや、不摂生な生活、冷えなどが原因となって、体内の気の流れが滞ることで、肺の機能が低下し、呼吸困難を引き起こすとされています。具体的には、悲しみや不安、ストレスなどが長く続くと、気の流れが滞り、肺の機能を低下させます。また、冷たい物の食べ過ぎや冷房による冷えは、体内の陽気を損ない、気の流れを阻害することで哮喘を悪化させると考えられています。東洋医学では、一人ひとりの体質や症状に合わせて、鍼灸治療や漢方薬の処方、食養生などの方法を用いて、体の根本から治療し、気の流れを整え、肺の機能を高めることを目指します。
その他

百日咳:その特徴と対処法

- はじめに咳は、体内に侵入した異物や過剰な分泌物を排出するために必要な生理現象です。しかし、咳が長引いたり、特徴的な咳が出る場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。その一つに、「百日咳」という感染症があります。百日咳は、その名の通り、咳が百日間も続くことから名付けられた病気です。今回は、この百日咳について、その特徴や対処法を詳しく解説していきます。百日咳は、百日咳菌という細菌によって引き起こされる感染症です。感染すると、初期には風邪に似た症状が現れます。具体的には、軽い咳や鼻水、くしゃみ、発熱などがみられます。これらの症状は比較的軽いため、風邪と勘違いしてしまう場合も少なくありません。しかし、1~2週間ほど経つと、激しい咳の発作が起こるようになります。この咳の発作は、一度始まるとなかなか止まらず、呼吸困難に陥ることもあります。また、咳の後に、「ヒューヒュー」という笛のような音(レプトラ)を伴うのが特徴です。百日咳は、乳幼児や高齢者など、免疫力の低い人が感染すると重症化しやすいため、特に注意が必要です。重症化すると、肺炎や脳症などの合併症を引き起こす可能性もあります。百日咳は、空気感染するため、感染者の咳やくしゃみなどを介して、容易に他人へ感染します。百日咳の予防には、ワクチン接種が有効です。乳幼児期に定期接種を受けることが重要です。また、咳エチケットを心がけ、感染拡大を防ぐことも大切です。咳やくしゃみをする際は、マスクを着用したり、口と鼻をティッシュなどで覆うようにしましょう。もし、百日咳が疑われる場合は、早めに医療機関を受診してください。