根本

体質

東洋医学における正邪相争

- 病気の原因東洋医学では、病気は、体内の目に見えないエネルギーである「気」のバランスが崩れることで起こると考えられています。この「気」は、私たちが生まれながらに持っている生命エネルギーであり、体の抵抗力や自然治癒力を支える力です。健康な状態とは、この「気」が体の中をスムーズに流れ、滞りなく循環している状態を指します。しかし、様々な要因によってこの「気」の流れが乱れると、体に不調が現れ、病気を引き起こすと考えられています。東洋医学では、病気の原因となる要素を大きく二つに分類します。一つは、風邪や湿気、暑さ、乾燥といった気候の変化や、ウイルス、細菌などの外から体に侵入してくる邪気です。もう一つは、不摂生な食事、過度なストレス、睡眠不足、運動不足といった、私たちの生活習慣に起因する内側から生じる邪気です。これらの邪気が体に侵入したり、体内で発生したりすることで、「気」のバランスが崩れ、様々な不調が現れると考えられています。つまり、病気とは、体からのサインとも言えるのです。東洋医学では、そのサインを見逃さずに、早期に「気」の乱れを整えることが大切だと考えられています。
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万物の根源:氣とは?

- 宇宙を満たすエネルギー-# 宇宙を満たすエネルギー東洋思想において、「気」は宇宙の根源的なエネルギーと考えられています。目には見えませんが、私たち人間を含め、自然界のあらゆる場所に存在し、絶えず流れています。太陽の光や熱、風の動き、植物の成長など、あらゆる現象はこの「気」の働きによって起こると考えられています。「気」は決して静止しているものではなく、常に変化し、循環しています。この宇宙のあらゆるものは「気」の循環の中にあり、互いに影響を与え合いながら存在しています。人も例外ではなく、呼吸や食事を通して常に宇宙の「気」を取り込み、体内の「気」と循環させることで生命を維持しています。「気」は、その状態や性質によって様々な呼び方をされます。例えば、私たちが呼吸によって取り込む「気」は「呼吸の気」、食べ物から得られる「気」は「食物の気」と呼ばれます。また、生まれながらに持っている「気」は「先天の気」、後天的に形成される「気」は「後天の気」と呼ばれます。東洋医学では、心身の健康を保つためには、体内の「気」の流れをスムーズに保つことが重要であると考えられています。鍼灸や気功などの東洋医学の施術は、この「気」の流れを整え、心身のバランスを取り戻すことを目的としています。「気」は、目に見えないエネルギーであるがゆえに、現代科学では完全に解明されていません。しかし、東洋思想においては、「気」は宇宙の根源的なエネルギーとして、古くから人々の生活や健康に深く関わってきました。