気閉

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東洋医学における痰厥:その原因と症状

- 痰厥とは-# 痰厥とは痰厥とは、東洋医学において、体内の水分代謝の乱れにより生じた「痰」と呼ばれる粘り気のある病理産物が、体内のエネルギーや情報の通り道である「気」の流れを阻害し、意識の消失や筋肉の痙攣といった「厥逆」と呼ばれる症状を引き起こす病態を指します。東洋医学では、健康を保つためには、体内に存在する「気」「血」「水」と呼ばれる要素が滞りなく巡っていることが重要だと考えられています。これらのバランスが崩れると、様々な不調が現れるとされています。痰厥の場合、「水」の代謝が乱れることで「痰」が生じ、この「痰」が「気」の流れを阻害することで厥逆症状が現れると考えられています。西洋医学でいう「痰」は、主に呼吸器系の分泌物を指しますが、東洋医学における「痰」は、体内の水液代謝の乱れによって生じる粘り気のある病理産物全般を指します。そのため、呼吸器系だけでなく、消化器系や循環器系など、様々な部位に影響を及ぼす可能性があります。痰厥は、その原因や症状、体質などによって様々なタイプに分類され、それぞれに対応した治療法が選択されます。
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気閉神厥證:感情の乱れが招く意識障害

- 気閉神厥證とは-# 気閉神厥證とは気閉神厥證とは、東洋医学において、突然意識を失い周囲の声かけにも反応できなくなる状態を指す「厥」の中でも、特に精神的なストレスやショックがきっかけとなって起こるものを言います。激しい怒りや恐怖、深い悲しみ、または予想外の喜びなど、強い感情の揺れ動きが引き金となって、心身のバランスを司る「気」の流れが滞ってしまうことが原因です。この「気」の乱れが、意識の消失という形で現れるのが気閉神厥證の特徴です。意識を失っている間は、顔色が蒼白になり、呼吸も浅くなります。脈は細く弱々しくなり、まるで糸のような状態になるため、「糸脈」と呼ばれることもあります。気閉神厥證は、一時的な意識消失であり、通常は数分から数十分で回復します。しかし、繰り返し発作が起こる場合や、意識が戻らない場合は、重篤な病気が潜んでいる可能性もあるため、注意が必要です。このような場合は、速やかに医師の診察を受けることが大切です。
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東洋医学における気機失調証:気の乱れがもたらす不調

- 気機失調証とは-# 気機失調証とは東洋医学では、目には見えないけれど、私たちの体と心を支え、生命活動を維持するエネルギーのようなものを「気」と呼びます。この「気」は体内を絶えず循環し、様々な臓腑に働きかけています。「気機失調証」とは、この「気」の循環がスムーズに行われなくなった状態を指します。「気」の不足、流れの停滞、逆流など、様々な原因によって「気機失調」は起こると考えられています。「気」の流れが乱れると、体内の臓腑は正常に機能することができなくなり、心身に様々な不調が現れると考えられています。例えば、「気」が不足すると、元気がなくなったり、疲れやすくなったりします。また、「気」の流れが滞ると、イライラしやすくなったり、気分が落ち込みやすくなったり、痛みが生じやすくなったりします。さらに、「気」が逆流すると、吐き気やげっぷなどの症状が現れることがあります。このように、「気機失調証」は様々な症状を引き起こす可能性があり、その症状は人によって異なります。東洋医学では、一人ひとりの体質や症状に合わせて、「気」のバランスを整える治療を行います。