漢方の診察 東洋医学に見る「亀背」:その原因と治療
- 亀背とは-# 亀背とは亀背とは、背中が丸まって亀の甲羅のように見える状態のことを指します。現代医学では、猫背、円背、駝背などと呼ばれることもあります。東洋医学では、この亀背は単なる姿勢が悪くなっている状態とは捉えず、体の内部の状態が背中の丸まりとして表れていると考えます。東洋医学では、人間の体は「気・血・水」の流れによって健康が保たれていると考えられています。この流れが滞ってしまうことを「瘀滞(おたい)」といい、様々な不調の原因となると考えられています。亀背もこの瘀滞が原因で起こると考えられており、特に肺や腎臓の機能低下と関連付けられます。肺は呼吸をつかさどり、全身に酸素を送り込む役割を担っています。また、腎臓は体内の水分代謝を調節し、老廃物を排出する働きをしています。これらの臓腑の機能が低下すると、気血の流れが悪くなり、背中の筋肉が硬くなってしまうことで亀背になると考えられています。また、感情の抑圧やストレスなども気の流れを滞らせ、亀背に繋がると考えられています。東洋医学では、亀背を改善するために、身体の内部から健康にすることを目指します。具体的には、食事療法、運動療法、鍼灸治療、漢方薬の処方などを通して、気血の流れを良くし、肺や腎臓の機能を高めることで、根本的な改善を目指します。
