漢方の診察 東洋医学における「麻木」:感覚の異変を読み解く
- 麻木とは-# 麻木とは麻木とは、皮膚の感覚が鈍くなり、外部からの刺激を正常に感じ取ることができない状態を指します。 これは、触れた感覚、温度感覚、痛み感覚など、様々な感覚に影響を及ぼす可能性があります。 例えば、冷たい氷を握っても温度が分からなかったり、熱い湯呑に触れても熱さを感じなかったりすることがあります。 また、針で軽く刺しても痛みを感じないなど、感覚が完全に失われてしまう場合もあります。麻木は、まるで皮膚の表面を虫が這うようなピリピリとした感覚や、皮膚の一部または全体が締め付けられるような感覚を伴うことがあります。 このような感覚は、一過性のこともあれば、慢性的に続くこともあります。日常生活では、手足の痺れとして経験することが多く、特に指先に症状が現れやすいです。 軽度の麻木の場合、日常生活に支障がないこともありますが、重症化すると、箸が使えなくなったり、ボタンを留めるのが困難になったりと、日常生活に支障をきたすこともあります。 麻木は、神経の圧迫や血行不良、糖尿病などの病気によって引き起こされることがあります。 また、冷え性や疲労、ストレスなども麻木の原因となることがあります。 麻木が続く場合は、放置せずに医療機関を受診し、適切な検査や治療を受けるようにしましょう。
