体質 胃に熱がこもる?胃火熾盛證とは
- 胃火熾盛證とは-# 胃火熾盛證とは胃火熾盛證(いかししょうしょう)は、東洋医学における病的な状態を表す「證」の一つで、その名の通り、胃に熱がこもっている状態を指します。この熱は、まるで炎のように激しく、胃の働きを過剰に亢進させてしまいます。では、なぜ胃に熱がこもってしまうのでしょうか?その原因は、大きく分けて二つあります。一つは、夏の暑さや強い日差しなど、外から熱の性質を持つ邪気(じゃき)が体内に侵入してしまうこと。これが、いわゆる「暑邪(しょじゃ)」による胃火熾盛證です。もう一つは、辛い物や脂っこい物、甘い物といった、熱を生み出す性質を持つ飲食物を摂りすぎること。また、過労や睡眠不足、怒りやイライラなどの精神的なストレスも、体内に熱を生み出し、胃火熾盛證を引き起こす原因となります。胃火熾盛證になると、口が渇く、のどが渇く、便秘がちになる、胃のあたりが熱く感じる、みぞおちがつかえるように苦しい、げっぷや口臭が気になるといった症状が現れます。まるで、体の中に小さな火種を抱えているかのように、常に熱っぽく、落ち着かない状態が続きます。西洋医学の観点からは、急性胃炎や消化性潰瘍、機能性ディスペプシアといった消化器系の病気が、胃火熾盛證と関連付けられることがあります。
