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漢方の診察

秋の乾燥に注意!涼燥證とは?

- 涼燥證とは-# 涼燥證とは秋は空気が澄み、過ごしやすい季節ですが、東洋医学では、夏の暑さが去り、空気が乾燥してくるこの時期に、体に不調が現れやすいと考えられています。この、秋の乾燥した気候が原因で生じる不調を「涼燥證(りょうそうしょう)」と呼びます。涼燥證は、体内の水分や潤いが奪われることで引き起こされます。特に、呼吸器系や皮膚は乾燥の影響を受けやすく、咳や喉の痛み、肌の乾燥やかゆみなどの症状が現れます。涼燥證は、大きく分けて「温燥」と「涼燥」の二つに分類されます。* -温燥- 残暑が残る初秋など、比較的気温の高い時期に起こりやすい乾燥症状です。熱感を伴う咳や喉の痛み、黄色っぽい痰などが見られます。* -涼燥- 気温が下がり、本格的な秋になる頃に起こりやすい乾燥症状です。空咳や声がれ、白い痰、鼻の乾燥、肌の乾燥やかゆみなどが見られます。涼燥證は、適切な養生法を行うことで予防や改善が期待できます。乾燥した空気によって体内の水分や潤いが失われないよう、水分補給をこまめに行うことが大切です。また、室内の湿度を適切に保つことも重要です。さらに、梨や白きくらげ、豆腐、はちみつなど、潤いを与える食材を積極的に摂るように心がけましょう。ただし、症状が重い場合や長引く場合は、自己判断せず、医療機関を受診するようにしてください。
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東洋医学における李朱医学

- 李朱医学とは李朱医学とは、金や元の時代に活躍した李東垣と朱丹渓という二人の医師の医学をまとめた呼び方です。彼らは、当時の中国で広く受け入れられていた儒教の一派である朱子学の影響を受け、それまでの東洋医学に新たな視点を持ち込み、独自の医学体系を作り上げました。特に、人間の体質や病気の状態を「気」という概念で捉え直したことが、彼らの医学の大きな特徴です。「気」は、東洋医学では生命エネルギーと考えられていますが、李朱医学では、この「気」の流れやバランスの乱れが、様々な病気の原因となると考えました。李東垣は、脾胃(消化器系)の働きを重視し、「脾胃は気を生む源」と考えました。彼は、脾胃の機能が低下すると、気の流れが滞り、様々な病気が引き起こされるとしました。一方、朱丹渓は、心の働きに着目し、「心は気を主る」と考えました。過度なストレスや感情の乱れは、心の機能を低下させ、気の流れを乱すと考えました。このように、李東垣と朱丹渓はそれぞれ異なる視点から「気」を論じましたが、人間の体と心を一体のものとして捉え、「気」の重要性を説いた点では共通していました。彼らの学説は、後世に大きな影響を与え、特に明の時代以降、中国医学の主流となる温補学派の礎となりました。