月経異常

内臓

東洋医学における「肝気不和」とは?

- 肝気不和とは東洋医学では、人間の身体は自然の一部だと考えられています。そして、自然との調和を保つことこそが健康に不可欠だとされています。人間の身体には「気」と呼ばれる生命エネルギーが流れており、この「気」の流れが滞りなくスムーズであることが健康の鍵となります。この「気」の流れをスムーズにする役割を担っているのが肝臓です。肝臓は、特に精神活動や感情活動に深く関わっています。しかし、現代社会ではストレスや不規則な生活習慣、過度な感情の起伏などによって肝臓に負担がかかりやすく、その機能が低下してしまうことがあります。すると、「気」の流れが滞り、様々な不調が現れてきます。この状態を、東洋医学では「肝気不和」と呼びます。「肝気不和」になると、「気」の流れが逆上するため、イライラしやすくなったり、怒りっぽくなったりすることがあります。また、精神不安や抑うつ感、不眠などの症状が現れることもあります。その他にも、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、便秘、生理不順などの身体症状が現れることもあります。「肝気不和」は、放置すると様々な病気の原因となります。そのため、日頃からストレスを溜め込まないように心がけ、規則正しい生活習慣を送り、肝臓に負担をかけないことが大切です。
漢方の診察

東洋医学解説:肝氣不舒とは?

- 肝氣不舒とはどんな状態?東洋医学では、私たちの体には「気・血・水」と呼ばれる3つの要素が循環しており、これらがバランスを保つことで健康な状態が維持できると考えられています。その中でも「気」は、全身を巡り、様々な機能を動かすエネルギーのようなものであり、「肝」はこの「気」の流れをスムーズにする「疏泄(そせつ)」という重要な役割を担っています。しかし、過度なストレスや不規則な生活、感情の起伏などが続くと、この肝の働きが弱まり、「気」の流れが滞ってしまうことがあります。この状態を、東洋医学では「肝氣不舒」と呼びます。「肝氣不舒」になると、気の流れが滞ることで、様々な不調が現れます。精神的には、イライラしやすくなったり、抑うつ状態になったり、情緒不安定に陥りやすくなります。また、身体的には、のぼせや頭痛、めまい、吐き気、便秘、下痢、生理不順、PMS、胸や脇腹の張り、ゲップ、ため息などの症状が現れることもあります。肝は、東洋医学では「怒り」の感情と深く関わっていると考えられています。そのため、「怒り」を感じやすい、または怒りを我慢してしまう傾向がある人は、肝氣不舒に陥りやすいと言えるでしょう。
女性の悩み

東洋医学から見る「衝任不固證」

- 衝任不固證とは衝任不固證とは、東洋医学の観点から女性の身体を捉え、診断する際に用いられる婦人科疾患の一つです。\nこれは、月経周期や妊娠に関連する機能に不調をきたし、様々な症状が現れる状態を指します。\n具体的には、月経がだらだらと長く続く、出血量が多い、あるいは少ない、月経周期が安定しないといった月経に関するトラブルや、妊娠しにくい、流産しやすいといった妊娠の維持が困難な状態などが挙げられます。東洋医学では、女性の月経や妊娠、出産といった機能は、「衝脈」「任脈」「帯脈」と呼ばれる経脈と密接に関わっているとされています。\nこれらの経脈は、気や血の通り道となり、女性の身体の重要な機能を支えています。\n衝任不固證は、これらの経脈の働きが弱まったり、損傷したりすることで、気や血の流れが滞ってしまうことで起こると考えられています。\nその結果、月経周期や妊娠に関連する機能が正常に働かなくなり、様々な不調が現れると考えられています。\nつまり、衝任不固證は、女性の身体の根本的なバランスの乱れが症状として現れた状態と言えるでしょう。
漢方の診察

腎氣不固證:その症状と東洋医学的理解

- 腎氣不固證とは-# 腎氣不固證とは東洋医学では、人の体は「氣・血・水」のバランスによって成り立っており、このバランスが崩れることで様々な不調が現れると考えられています。その中でも、「腎」は生命エネルギーである「氣」を蓄え、全身に巡らせる重要な役割を担っています。腎に蓄えられた「氣」は「腎氣」と呼ばれ、成長や発育、生殖機能、排泄機能などを司ると考えられています。「腎氣不固證」とは、この腎氣が不足し、しっかりと体に定まらなくなっている状態を指します。東洋医学では、病気の全体像を捉え、その原因や状態に応じた治療法を選択する「弁証論治」という考え方があります。腎氣不固證は、この弁証論治に基づいた考え方の一つであり、西洋医学の特定の病気と完全に一致するわけではありません。腎氣が不固になると、体に様々な不調が現れます。代表的な症状としては、腰や膝のだるさや痛み、頻尿、夜間尿、尿漏れ、ED(勃起不全)、早漏、めまい、耳鳴り、物忘れ、白髪、抜け毛などが挙げられます。腎氣不固證は、加齢や過労、ストレス、冷え、不摂生などによって引き起こされると考えられています。これらの原因によって腎に負担がかかり、腎氣が弱まってしまうのです。東洋医学では、腎氣不固證の治療には、食事療法、漢方薬、鍼灸、マッサージなど、様々な方法が用いられます。これらの治療法によって、腎の働きを高め、腎氣を補うことで、症状の改善を図ります。
女性の悩み

東洋医学が考える「經閉」の原因と治療

- 經閉とは?「經閉」とは、本来ならば毎月規則正しく訪れるはずの月経が、何らかの原因で停止してしまう状態を指します。 東洋医学では、初潮を迎えてから3か月以上月経がない状態、または出産や閉経を除いて3周期以上月経がない状態を経閉と定義しています。これは西洋医学における「続発性無月経」に相当し、思春期に初経が訪れない「原発性無月経」とは区別されます。月経は女性の体にとって、健康のバロメーターともいえるものです。そのため、月経が順調に訪れないということは、体に何らかの不調が生じているサインである可能性があります。東洋医学では、この經閉の原因を、主に体の「氣」「血」「水」のバランスの乱れと捉えています。例えば、ストレスや過労、冷えなどが原因で「氣」の流れが滞ったり、「血」が不足したりすることで、月経が止まってしまうことがあります。また、「水」の巡りが悪くなることで、体に余分な水分が溜まり、これも月経不順の一因となると考えられています。經閉は、放置すると不妊やその他の婦人科疾患に繋がることがあります。そのため、月経が止まってしまったり、周期が乱れていると感じたら、早めに専門医に相談することが大切です。
女性の悩み

東洋医学が考える「閉経」:思春期の月経トラブル

- 閉経とは?-# 閉経とは?一般的に「閉経」というと、年齢を重ねた女性が経験する月経の永久的な停止を思い浮かべる方が多いでしょう。更年期と呼ばれる時期を経て、卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの分泌が減少することで起こります。 しかし、東洋医学では、若い女性に起こる月経のトラブルもまた「閉経」と捉えることがあります。これは、本来ならば月経が始まったり、順調に続いていくべき時期に、月経が止まってしまったり、不規則になっている状態を指します。例えば、10代後半になっても月経が始まらない「原発性無月経」や、一度は順調だった月経が3か月以上止まってしまう「続発性無月経」なども、東洋医学的には「閉経」の状態と捉えます。東洋医学では、月経は女性の健康のバロメーターと考えられています。そのため、月経のトラブルは、身体のバランスが崩れているサインと捉え、その原因を突き止め、根本から改善していくことが重要だと考えます。 原因としては、過度なストレスやダイエット、冷え性、生活習慣の乱れなどが挙げられます。
女性の悩み

月経の悩み:月経血が少ない時の対処法

- 月経澁少とは?月経澁少とは、毎月きちんと月経があるにも関わらず、経血量が極端に少ない状態を指します。通常、月経は3日から7日間ほど続くと言われていますが、月経澁少の場合は、期間が2、3日と短く、出血量も少ないため、ナプキンをほとんど汚さないこともあります。また、月経の色が薄い、月経周期が不安定といった症状が見られることもあります。月経は、女性の健康状態を反映する大切なサインです。月経の量や期間には個人差がありますが、極端に少ない場合は、体が発しているサインを見逃さないようにすることが重要です。東洋医学では、月経は「血」の巡りによって起こると考えられています。「血」は、全身に栄養を与え、潤いを与える大切なものです。月経澁少は、この「血」が不足していたり、流れが滞ったりすることによって起こると考えられています。冷え性や貧血、ストレス、過度なダイエットなどは、「血」の不足や流れの滞りを招き、月経澁少の原因となることがあります。月経澁少を改善するためには、体を温め、「血」を補う食事を心がけ、ストレスを溜めないようにすることが大切です。自己判断でサプリメントなどを摂取するのではなく、まずは専門家に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
女性の悩み

月経過少:その原因と東洋医学的アプローチ

- 月経過少とは-# 月経過少とは毎月の月経周期はきちんと訪れているのに、経血量が異常に少ない状態を月経過少と言います。一般的には、月経期間が2日間よりも短かったり、経血の量が少なく生理用ナプキンをほとんど取り替えずに過ごせたりするような場合を指します。月経過少は、必ずしも病気のサインというわけではありません。しかし、身体の何らかの不調が隠れている可能性も否定できません。そのため、自己判断せずに、婦人科を受診して相談する事が大切です。月経は、女性の身体の健康状態を反映するバロメーターとも言われています。月経の量や周期がいつもと違うと感じたら、それは身体からのサインかもしれません。一人で悩まず、専門医に相談することで、不安や疑問を解消し、安心して過ごせるようにしましょう。
女性の悩み

女性の悩み: 月経病を東洋医学で考える

- 月経病とは月経は、女性にとって妊娠が可能であることを示す大切な身体のサインです。一般的には約一ヶ月の周期で訪れ、心身ともに健康な状態であれば、大きな問題なく過ごせるでしょう。 しかし、様々な要因によって月経周期や経血の状態、月経に伴う症状に異変が生じることがあります。このような月経に関するトラブル全般を、月経病と呼びます。月経は、女性の健康状態を映し出す鏡とも言えます。つまり、月経が順調であれば、心身ともに健康である可能性が高いと言えます。 反対に、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)などの症状が現れた場合、身体からのサインを見逃さずに、適切な対応をすることが大切です。月経病を引き起こす原因は、人によって様々です。ストレスや過労、睡眠不足、不規則な生活習慣、偏った食事、冷え性などは、月経トラブルを引き起こしやすい要因として挙げられます。 また、ホルモンバランスの乱れや、子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科疾患が原因となることもあります。月経は、女性にとって自然な生理現象ですが、毎月訪れるからこそ、その変化に気を配ることが重要です。 症状が軽い場合でも、放置せずに、生活習慣の見直しや専門家への相談をするようにしましょう。